シネマート心斎橋@4F

Summer of 85(PG12)

【イントロダクション】
フランソワ・オゾン、映画製作の原点となった小説を映画化
運命の出会いと永遠の別れ、狂おしくも切ない初恋に溺れたあの夏─
少年同士の瑞々しい刹那の恋に魂が震える、最高純度のラブストーリー

世界三大映画祭の常連にして、世界中から新作を待ち望まれているフランス映画界の巨匠フランソワ・オゾン。監督最新作は、自身が17歳の時に出会い深く影響を受けたエイダン・チェンバーズの小説「Dance on my Grave」(おれの墓で踊れ/徳間書店)の映画化。描かれるのは、運命的な出会いを果たした美しき少年たちの、初めての恋と永遠の別れ。原作小説に感銘を受けた自身の10代当時の感情を投影しながら、少年たちの忘れられないひと夏の恋物語を鮮やかに映し出す。これまでにオゾンが描いてきた過激な恋愛描写は封印し、爽やかで瑞々しい極上のラブストーリーが誕生した。

1985年夏のフランス、進路に悩む16歳の少年アレックスは、自然体で飄々とした18歳のダヴィドと出会い惹かれ合う。忘れられないひと夏を共にする2人の少年を演じるのは、いずれもオゾン自らオーディションで見出した注目の若手俳優。主人公のアレックス役を務めるのは、フェリックス・ルフェーヴル。あどけなさの残る顔立ちで、初めての恋の喜びと痛みに翻弄される16歳の少年を感情豊かに熱演している。アレックスと恋に落ちるダヴィド役には、バンジャマン・ヴォワザン。アレックスに愛を注ぎながらも、自由奔放でどこか生き急いでいるような、危うい18歳を繊細に演じ切った。二人は撮影前から意気投合し、劇中でも息の合った演技を披露している。

色鮮やかでノスタルジックな映像美と、80年代ヒットソングの数々で彩られた、少年たちの美しくも儚い夏のひと時。狂おしいほどに互いを想う彼らの姿を、思春期の初恋の形として描き出した本作は、世界の名だたる映画祭で高い評価を獲得。第73回カンヌ国際映画祭でオフィシャルセレクションに選出、第15回ローマ国際映画祭で観客賞を受賞、第46回セザール賞では作品賞や監督賞など11部門12ノミネートされ、多くの映画人や観客を魅了している。予告なしに始まる胸の高鳴り、とめどなく溢れ出す愛おしさ、その存在が世界のすべてになるほど深く誰かを想う、生まれて初めての経験。愛する喜びと苦しさに身を焦がす少年たちの姿が、誰の心にも甘く切ない初恋の衝動を呼び起こす。

【ストーリー】
1985年夏、フランス・ノルマンディーの海辺
アレックスとダヴィドが出会い、永遠に別れるまでの6週間
恋する喜びと痛みを知った少年が守ろうとした、あの夏の誓い─

セーリングを楽しもうとヨットで一人沖に出た16歳のアレックスは、突然の嵐に見舞われ転覆してしまう。そんな彼に手を差し伸べたのは、ヨットで近くを通りかかった18歳のダヴィド。運命の出会いを果たした二人だが、その6週間後に、ダヴィドは交通事故で命を落としてしまう。

永遠の別れが訪れることなど知る由もない二人は急速に惹かれ合い、友情を超えやがて恋愛感情で結ばれるようになる。アレックスにとってはこれが初めての恋だった。互いに深く想い合う中、ダヴィドの提案によって「どちらかが先に死んだら、残された方はその墓の上で踊る」という誓いを立てる二人。しかし、一人の女性の出現を機に、恋焦がれた日々は突如終わりを迎える。嫉妬に狂うアレックスとは対照的に、その愛情の重さにうんざりするダヴィド。二人の気持ちはすれ違ったまま、追い打ちをかけるように事故が発生し、ダヴィドは帰らぬ人となってしまう。悲しみと絶望に暮れ、生きる希望を失ったアレックスを突き動かしたのは、ダヴィドとあの夜に交わした誓いだった─。

オフィシャルサイトはこちら

監督:フランソワ・オゾン
原作:エイダン・チェンバーズ
音楽::ジャン=ブノワ・ダンケル
キャスト:フェリックス・ルフェーヴル、バンジャマン・ヴォワザン、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、メルヴィル・プポー
原題:Été 85/英題:Summer of 85/2020/フランス/101分/カラー/ビスタ/DCP/5.1ch/字幕翻訳:原田りえ
© 2020-MANDARIN PRODUCTION-FOZ-France 2 CINÉMA–PLAYTIME PRODUCTION-SCOPE PICTURES

9月17日(金)から2週間限定上映

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